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包装タイムスにてエコプロダクツ大賞関連記事掲載

2006/02/06(月)
包装タイムス 2006年2月6日

オフセットインキ缶循環再生システム 環境保全で優秀賞受賞

東洋インキ製造(東京都中央区)は昨年12月15日、第2回エコプロダクツ大賞エコサービス部門で優秀賞にあたる「エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞」を受賞した。

同社が、アップコーポレーションやJFEコンテイナーと共同開発したオフセットインキ缶用リサイクルシステム「東洋MPエコサイクル(TMP)システム」が高く評価された。関係各社とも環境負荷軽減への貢献が顕彰されたことを受け、今後一層環境保全への取り組みに注力していく構えだ。

東洋インキがアップコーポレーション、JFEコンテイナーと共同開発した同システムは、厚さ約0.25ミリのブリキ製カートリッジを内装したドラム缶(MP缶)をオフセットインキの容器として使用するもので、使用後、内容物に直接触れる内装缶のみを脱着・交換することで、外側のドラム缶リサイクルを容易にし、従来、更生時に発生していた洗剤・溶剤などの廃棄物を大幅に削減した。
内装缶やMP缶内の残インキは建設資材(丸棒)やセメントの助燃剤として再資源化するなど、徹底的な環境負荷低減が図られている。

なお、MP缶の流通・回収状況はアップコーポレーションが一元管理し、同システムの全国ネットを構築すると同時に、システムから外れてリサイクルされないMP缶の発生を極力減らすことにも成功している。

今回の顕彰については、同システムがドラム缶のリユースなどの廃棄物削減(缶の排出抑制による省資源効果)、内装缶導入によるドラム缶内の清掃簡易化、環境負荷の大きい有害化学物質の排出抑制や適正処理の促進等、環境負荷低減に貢献するエコサービスとして優れている、との評価から決定したものとなっている。


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