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東洋インキ、アップコーポと共同開発「200リットルドラム缶Rシステム」…包装タイムス

2004/02/16(月)
包装タイムス 2004年2月16日

東洋インキ製造(東京都中央区03-3272-4829)は、アップコーポレーション(本社・東京)とオフセットインキ200リットル・ドラム缶リサイクルシステム「東洋MPエコサイクルシステム」(以下TMEシステム)を共同開発した。

通常ドラム缶再生には大量の溶剤、洗剤、水が使われ、これらを産業廃棄物として処理しているのが現状。ドラム缶内に残ったインキ(残肉)の処理も大きな問題になっている。

TMEシステムは、オープンドラム缶に厚さ約0.25ミリ、重さ約3.5キロの薄手のブリキ鋼鈑製カートリッジを内装したドラム缶(以下MPドラム缶)に、オフセットインキを充填し、印刷会社に納入する。この流通管理をアップコーポレーションが行う。回収したドラム缶は、東日本がイトウ(本社・埼玉県三郷市)、西日本が京都空罐工業(本社・京都市伏見区)によって残肉除去やカートリッッジの抜き取りが行われ、新しいカートリッジを装着し再使用される。抜き取ったカートリッジは圧縮・溶融され建設資材にリサイクルされる。残肉はセメント製造時の助撚材として利用される。外装ドラム缶は、JFEコンティナー(本社・兵庫県伊丹市)が供給する。

TMEシステムは、外装のドラム缶がリユースできること、常に新しいカートリッジを使用できるので充填したインキの品質保持が出来ることが特徴。無洗浄のため、再生ドラム缶製造時に発生していた廃棄物(溶剤・洗剤・水)を大幅に削減でき、一括管理によって効率よく回収できるという効果も期待できる。
このほかMPドラム缶の場合、プレス機でドラム缶の底部までインキを押し出すことが可能になるので、残肉の量が従来のドラム缶に比べ約30%減少する。

東洋インキは、1996年6月に「環境憲章」と「行動指針」を制定し、レスポンシブル・ケア活動への参加、環境に関する国際規格ISO14001の認証取得などを積極的に行っているが、今回のTMEシステムも同社の環境経営を具現化した1つ。同社は引き続き、このような環境に配慮した事業を推進していく。

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